第12回日本緩和医療薬学会年会

ご挨拶

 この度、薬局薬剤師の立場ながら第12回日本緩和医療薬学会年会を開催させて頂く光栄にあずかり、心より感謝申し上げます。
 来る2018年5月25日(金曜日)・26日(土曜日)・27日(日曜日)の3日間、東京ビッグサイト TFTビルにて年会を開催させていただく運びとなりました。
 テーマは、「いのちの輝きを支える」です。
 本会は、保険薬局薬剤師、病院薬剤師、薬学研究者の連携強化を図り、緩和医療における薬物療法の進歩と充実、さらに大学での教育研究と企業での開発・学術研究の進歩発展を目的として2007年に設立され、この10年で会員数は3,500名を超える規模となりました。
 この間、緩和医療に対する考え方に動きが見られ、その対象は「がん疼痛」だけでなく「非がん」にまで広がりました。また、身体的な痛みのみならず、不安などの精神的苦痛、スピリチュアルな苦痛などを含めた全人的苦痛への対応の重要性もいわれるようになっています。
 さらに、超高齢化社会を迎えたわが国では、地域包括ケアシステムが動き始めており、病院と在宅でシームレスな緩和医療を受けられる仕組みが、ますます求められています。全ての人が、自ら望む場所で、あらゆる痛みから解放され、人生を積極的に生きていけるよう支えることが、私たち緩和医療にたずさわる者の使命といえます。
 このような流れの中で、第12回日本緩和医療薬学会年会では「患者さんを支える」という視点を大切に考え、テーマに掲げました。患者さんを支える上で、私たち薬剤師にとって必要となる薬学的な知識と技術の幅は、大きく広がっています。
 そこで、特別講演、教育講演やシンポジウムでは、本会の特徴である薬薬学連携のさらなる強化や疼痛管理の最新の知見に加え、緩和薬物療法に関連する幅広いテーマを取り上げました。参加者の皆様が様々な角度から「支える力」を養い、高めていけるような実りある会になるよう、現在、関係者一同、鋭意準備を進めております。
 2020年のオリンピック・パラリンピック開催に向けて大きく変わりつつある東京の地で、緩和医療にかかわる多くの皆様のご参加を心からお待ちいたしております。

第12回日本緩和医療薬学会年会
年会長 竹内 尚子
(トライアドジャパン株式会社 代表取締役副社長)

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